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東京都の解体事情
(1)東京の解体工事の相場(産廃処分費込み)
木造、プレハブ造 | 3.0〜4.0万/坪(延床面積30〜40坪) |
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軽量鉄骨造、鉄骨造(S造) | 3.0〜4.5万/坪 |
鉄筋造(RC造)、鉄筋鉄骨造(SRC造) | 4.0〜6.0万/坪 |
※家屋の立地や造り等の諸条件で差がでてきますので、あくまで参考となります。
(2)東京の解体工事の実情
都内、主に下町と言われる地域は前面道路の道幅が狭く坪単価に差が出てきて、非常に工事が厳しい現場が多いようです。
その結果、重機が現場に入ることができず、手で壊すことも多くなり相場・金額ともに全国でも最も高い部類になります。
処分場も高い傾向にあるため、都内だけでなく市部でもやはり金額的に高くなってしまっているようです。
また、件数も多いため近隣の埼玉南部、千葉北部、神奈川東部の解体屋も営業範囲であることが多いことで、業者の質を見極めることが難しくなっております。
(2)東京の解体工事の実情
東京都では住宅リフォームの推進や高齢者住宅対策の推進をしていくようです。また、今後は木造住宅密集地域の整備等エリア別に整備を推進していくとの事です。
※エリア別の住宅市街地整備(東京都)
23区中心部(新宿区、中央区、港区、渋谷区、千代田区、文京区など) |
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東京都による都心共同住宅供給事業等によって、複合した街づくりプロジェクトがおこなわれているようです。この地域には解体業者は比較的少なく、東京都下、郊外からの解体業者を検討しても良いかと思います。 |
23区西・南部(中野区、杉並区、練馬区、世田谷区、品川区、大田区、目黒区など) |
広範囲に広がっている木造住宅密集市街地を整備し建物の不燃化を促進し、災害時の安全性の早期確保を図って、良好な住宅地への整備・再生を推進していくそうです。住宅密集地が多く、隣接している道路の幅が狭く、実際に解体工事をするうえでは大きな重機を入れて解体することが出来ずに、解体費用が割高になるケースがあります。 |
23区東部・北部(台東区、葛飾区、江戸川区、江東区、墨田区、足立区、荒川区、北区、板橋区、豊島区など) |
荒川沿川に多く分布している工場跡地などの低・未利用地では、住宅市街地整備総合支援事業等を活用し、豊かな水辺や緑を活かしたまち並みの形成を図っていくそうです。この地域には古くから解体業を営んでいる解体業者が多いですが、住宅密集地や解体予定の住宅に隣接している道路の幅が狭く、大きなトラック(4tクラス)や重機が進入できずに 手壊しでの解体になるケースも多く、こういったケースでは解体費用は割高になってきます。 |
多摩東部(西東京市、武蔵野市、三鷹市、調布市、狛江市、清瀬市、東久留米市、東村山市、小平市、小金井市、国分寺市、国立市、府中市) |
比較的利便性の高い地区などではファミリー世帯向け共同住宅住宅の推進もされているようです。東京都による建築規制によって、建築活動が誘導されている影響で、解体をして建替えるケースのご相談が増えてきています。解体に必要な広い隣接道路が比較的多く、工事自体は施工しやすいケースが比較的多いです。 |
多摩中央部北(東大和市、立川市、武蔵村山市、昭島市、福生市、羽村市、瑞穂町) |
立川をはじめとする駅近辺の利便性の高い地域では、生活利便施設等が併設された共同住宅などの推進がされています。また、利便性の高い地域では、ご自宅または新たに古家つき土地を購入し、建替えや解体をして駐車場にすることをご検討されているというご相談が増えてきています。 |
多摩中央部南(稲城市、多摩市、町田市、日野市、八王子市) |
多摩ニュータウンなどでは豊な緑や充実した施設など優れた環境を活かしながら都市機能の導入が促進されていて、多摩地域の複合的な拠点として整備が進められています。また、解体に必要な広い隣接道路が比較的多く、工事自体は施工しやすいケースが多いようです。 |
多摩西部(あきる野市、青梅市、日の出町、奥多摩町、檜原村) |
多摩産材を活用した居住空間づくりの仕組みを整えるなど、多摩地域の振興や特色のある住宅産業が育成されてきています。この地域には解体業者が少なく、埼玉県や神奈川県からの解体業者を検討するのも良いかと思います。また、解体に必要な広い隣接道路が比較的多く、工事自体は施工しやすいケースが多いようです。 |